僕がアメリカ留学が決まり、準備をしていた頃。
その時、自分はアメリカという国に強い憧れを感じていた。世界のトップの国だと思っていたからだ。
そして、2年半住み、アメリカの大都市のほとんどを旅した。
すると、なんとなくこの国がどういうものかということがわかるとともにアメリカへの憧れは少なくなっていった。
僕は日本出身で日本と比べてしまうのだがやはり日本はいい国だなと思う。
東南アジア、南米の途上国を十数ヶ国回ることもできたしその中で日本の常識が通用しないことも多々あり、日本の常識は世界の常識ではないということがよくわかった。
当時持ち合わせていた日本人の誇りというものは、あまり通用しない。
世界の中ではアジアというくくりで見られるので、それがすごく悔しもあった。
そして日本を出る前に感じていた英語という武器はそこまで大事ではないような気がするという思考に変わっていった。
英語ができるだけではアメリカでは相手にしてくれる人は少ないだろう。
英語ができなくても何かすごい特技を持っている人の方が認められる。
日本人は英語を喋れる人をすごいという目で見るが、海外ではあまり珍しくない。
僕も含めて日本人はもっと世界を知り、広い視点を持つことが重要じゃないかと感じた。
せっかく世界ナンバーワンのパスポートを持っているのだから。
アメリカに留学していなかったら、挑戦していなかったら気づかないことがたくさんある。
もし日本に居続けていたら思考も狭まってしまう。
人生一度きりなんで、小さいこと考えているようではいけない。
さらに面白く後悔しないように生きる。
お金がどうした、世間体がどうした、学歴がどうした。
そんなことに縛られて生きているような人生はつまらない。
思いっきり挑戦することの大切さ。
アメリカに来て思ったことはみんな自由で、自分を持っている。人を気にしないで思った通りにやるということ。
この一度しかない人生をどう使い果たすのか。
いろいろ大変なことはあるが、結局はこんなに素晴らしく楽しい世界に生まれてこれてよかったと感じるはずだ。