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ノーベル賞学者・山中伸弥教授の部屋に行きツーショットをお願いした話

挨拶

『山中教授が来るらしい』

このことを聞いたのは僕があるホテルで働いていた時のことである。

いつものように朝のミーティングをやっている時に知った。

その時上司は教授という風にだけ言ったので、どこかの大学の教授が来るのかとだけ思ったがよく聞くと山中教授だと言う。

まさか山中教授が来るとは思っていなかったので驚いた。

こんな大物の偉人に会えるチャンスはなかなかないと思い、どうにかして会えるように策を練る。

仕事中なので『会いに行ったりするな』と言われていたのだが、そんなことに構ってはいられなかった。

 

山中伸弥教授は2012年にIPS細胞でノーベル賞を受賞したものすごい学者の方である。

僕にとって彼のオーラを感じられたことはすごくラッキーだった。

と言うのもこれまでに何か尊敬できる人に会ったことがなかったのだ。

 

駅からバンで来るというのでホテル前でまだかまだかと待機すること10分。

山中教授を乗せたバンが到着した。

中から降りてきたのはあのテレビで見たことがある山中教授!

出てきた瞬間に『あっ、この人はオーラが違うな』と感じた。

 

その理由の一つに成功者なのに、全然偉そうにしていないという所。

僕たちホテルの従業員に対してもすごく丁寧に接していたのが印象的だった。

本当に低姿勢で謙虚なイメージを受けたのがこの時だ。

そして一旦山中教授は会議室に入り、何か打ち合わせをしてから自分の部屋に行った。

 

今考えるとこの時の僕の行動は少し常識はずれだ。

その頃合いを見て僕は山中教授の部屋に入らせてもらえないかと思い部屋にノックをしにいった。

『コンコン』

中から出てきたのは山中教授の奧さん。

とても丁寧な方で僕が『山中教授とツーショットを撮りたいんですがいいですか?』と聞くと『ちょっと待ってくださいね。聞いてきます』と言って中に聞きに行ってくれた。

 

少しの間待った後、中から山中教授が出てきてくれて『これはどうもお世話になります』と言い、笑顔で僕のような若い常識知らずに深く頭を下げてくれる。

断られても全然おかしくない状況だったので、まず出てきてくださったことに驚いた。

 

『ツーショットを撮って欲しいのですが、いいですか?』と聞くと『いいですよ、じゃあ中で撮りましょう』と言って部屋の中に案内してくれ、『じゃあどこがいいかな』と奧さんと話して逆光にならないように場所を考えてくれた。

そして、山中教授とのツーショットを奥さんが撮ってくれた。

何かもっと話を聞きたいことがあったのだが、この時には勇気があまり出ず、緊張していたのもあり、何も切り出せずにお礼を言って部屋の外に出た。

 

今思うとこのような行動を取ったことに少し恥ずかしいが、この行動を寛大に受け止めてくださった山中教授は本当に心の広い人だなと思う。

謙虚で心が広くて素晴らしい人だと感じた。

本物のかっこよさ

山中教授に出会い思ったことは『僕もああいう人になりたい』ということ。

丁寧で謙虚な姿勢は今まで出会った人の中でずば抜けて違うオーラを感じる。

ノーベル賞学者なのに、そこらへんのすごさを見せない、威張っていない、偉そうにしていない。

それらの点が僕に大きく衝撃を与えた。

そこらへんにいる一般人のほうが偉そうにしているとさえ感じた。

やはり人が違うなと。

 

かっこよさとはなんなのだろう。

彼にあって気づいた一つに謙虚さがある。

彼のように落ち着いていて謙虚な人には本物のかっこよさがある。

優しく、丁寧で、しかしどこか凄みがありその中に謙虚さもある。

そんな人間を目指したいと強く感じた出来事だった。