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【旅の危険を痛感】道路脇に転がっている死体を見た日【体験談】

暗闇で

※物語風に書いていますが、全て自分の経験談からくる実話です。

【旅の危険を痛感】道路脇に転がっている死体を見た日

僕が初めて死体を見たのは、南米を旅している時だった。

グアヤキルというエクアドル最大の町から、首都であるキトへ向かう道中にその出来事はおきた。

その昼、とても蒸し暑い、クーラーもろくに効いていないバスターミナルに僕はいた。

バスのチケットを買うためだ。

売り場は人でごった返し、客びきのおじちゃんたちは、これでもかというぐらいに僕を中国人呼ばわりする。

目指す目的地はキトだ。

やたらとでかいバスターミナルの、数多く並ぶカウンターの中からキト行きを探すのは、至難の技だったがついに見つけた。

カウンターが5つくらい並んでいて、その中にいる人は僕を好奇の目で見る。

僕はかたっぱしからキト行きの値段を聞きまくった。

どれも大して変わりはなかった。

一番大人なしめで、話しやすそうな人に話しかける。

「キト行きまでのチケットが欲しいのですが」

そう言って僕はチケットを購入した。

 

それから時間になるのを待ち、3階にあるバス乗り場に行く。

バス乗り場でバスを待っていると、謎のおっちゃんに話しかけられた。

僕は彼とどうでもいい世間話、具体的に言えばどこから来たの?などだが、これといって会話で印象に残っていることはなかった。

フレンドリーだなこのおっちゃんはと思っていた。

すると何やら、彼が僕にお菓子をくれた。

茶色で何かキャラメルのような形と梱包、しかし味は全く違った。

これまでに食べたことのない規格外の味をしていたというわけでもなく、正直にいうとあまり印象に残っていない。

僕は始め怪しんでいたが、おっちゃんもそれを食べたので、大丈夫だろうと思い僕もそれを食べた。

そして彼は僕に聞いた。

「今何時だ?」

僕は自然とポケットにあったiphoneで時間を見せた。

この行動をした後、僕は「しまった、危険だな」と思ったがもうすでに見せたあとだった。

基本的に発展途上国でiPhoneを見せることは危険だ。
なぜならiphoneはとても高価な物なので、目を付けられる可能性が高い。

携帯を取り出す場所は常に意識しなければならないのに、この時はなぜかすごく不注意なことをしてしまった。

その後なぜか彼は無言になり、その後の会話は長く続かなかった。

そしてバスが乗り場へとやってきた。

 

乗ってみて気付いたのだが、なんとこのバス完全なローカルバスだった。

あまりにもローカルなバスは観光客には危ない。

そう思いはしたものの、もうすでにチケットを買っていたのでそのままキトまで行くことにした。

車内では設置されたテレビから爆音で映画が流れている。

ほぼ誰もみていない気がするが、果たして意味はあるんだろうか・・・

そんなことを考えながら、バスは走る。

 

すると途中で何やら乗客が騒がしくなった。

みんなが右側の窓の外をみて騒いでいた。

「何が起こったんだ?」

そうさっきのおっちゃんに聞くと「死体が転がっている」と教えてくれた。

驚いた僕は急いで席を移動し、窓の外をみた。

すると、本当に死体が転がっていた。
警察が対応する中、野次馬たちも死体を見に集まっていた。

僕はバスに乗っていたので、見えたのは一瞬だったが、その衝撃的な光景に思わず息を飲んだ。

その死体はなんと、足と胴体が切断されていた。

具体的に言うと、切断された足が道路脇に転がっていたのだ。
そして胴体はそこから数メートル離れたところにあった。

中年のおじさんだった。

その足は血まみれで確か骨も見えていたように思う。

そして、そばの濁った狭い川には車が突っ込んでいた。

 

あまりにも衝撃的な物を見てしまったので、通り過ぎ去った後も僕は呆然としていたが、ふと我に帰って彼にこんな質問をしてみた。

「なんであんなことが起きたんだ?」

すると彼は

「多分麻薬がらみの事件だろうな」

そう言った。

麻薬といえばメキシコやコロンビアのイメージが強いが、どうやらここエクアドルでも麻薬は出回っているらしい。

ラテンアメリカではその傾向が強いのだろう。

 

わずか数分後・・・

その衝撃的な光景を見たにも関わらず、僕は車内で眠りについていた。

お気に入りの曲をiphoneで流しながら。

多分1時間ぐらい寝ていたように思う。
目が覚めてもまだバスは走っていた。

ふと時間を確認しようとポケットに手を伸ばしたところで、何か違和感を感じた。

ポケットに入っているはずのiPhoneがなくなっていたのである。
音楽を聞きながら眠っていたので、なくなっていたことに気づかなかったのだ。

それにしてもおかしい。

音楽を聞きながらなので、当然イヤホンが刺さっていたはずだ。

衝撃で落ちたのかもしれない。

そう思って座席の下や席と席の間。
くまなく探したが、ついに見つけることはできなかった。

 

ここで誰かが盗んでいった説が浮上した。

 

この続きはまた別の記事で、後日アップします。